エピソード1.大学生からフリーターになる

大学受験をした。
高校を卒業した後、特にやりたいこともなかった。
勉強したいこともなかった。

ただ自分の学力でどこまで受かるか試してみたかっただけ。
だから塾にも行かなかった。

あまり受験勉強は出来ていなかった。
部活を引退していたけど、たまに遊びに行ったりしてた。
やはり目的意識が薄いとやる気が出ない。

レベル別で3つ受けて一番下だけ受かった。
でも大学には行きたいと思わなかった。

親にお金を出してもらうのも悪い。
早く実家から出て自立したい。
その頃、売れていた「金持ち父さん」の本を読んで、早く仕事をして自分で稼ぎたい。

だから親には大学に行っても辞めるから行かないと言った。
とりあえず行ってみてから決めればと言って母は反対した。

とりあえず家から出れると思って、行くことにした。
初めての一人暮らし。
通学にも使えるので原付を買った。

何も干渉されない生活。
自由を手に入れた実感があった。

奨学金を借りて、アルバイトをして生活していく。

大学には始めの1ヵ月は毎日行った。
楽しくない。
楽しもうという気持ちが足りなかったのもあると思う。
サークルにも入った。
ただなんか違う気がした。

きっと高校が楽しすぎたせい。
部活がメインだったけど、楽しい3年間だった。テニス部に入って本当に良かった。2つ下の後輩と仲良くて引退してからもよく遊んでいた。あまりに楽しかったから留年して一緒に卒業することもちょっと考えた。でも一つ下のクラスはよく分からないから断念した。

大学に入ってからすぐにファミレスでアルバイトを始めた。そこがまたすごく良かった。
働いている人みんな仲良くて毎日楽しかった。そこで会った人たちと一緒に仕事をするなら、仕事がもしつまらなかったとしても楽しく出来ると思った。今でもよく遊ぶ大切な人たち。

結局大学には週1回、月2回、月1回とだんだん行かなくなった。前期のテストは一つだけ受けた。

夏休みに入ってまた母に辞めると言った。
もう少し行ってみてからでもいいんじゃない?とまた反対された。
学費もったいないよと言っても納得してくれなかった。
今思うと、やりたいこともなく辞めた後のことを何も考えていなかったから心配してたんだろう。

親が学費出したから後期が始まってから少し行くようになった。
でも長続きしなくて、1ヶ月後にはほとんど行かなくなった。
親ももう無理だと思ったのか。
1月に退学届けを出した。

相変わらずファミレスの人たちと毎日遊んでいた。家が溜まり場になっていた。よく朝まで遊んだりもした。

この時は毎日楽しければいいやという考えで、将来のこととかは何も考えていなかった。別に何とかなると思っていた。

ただ大学を辞めて後悔したことは今まで一度もない。

そして大学生から正式なフリーターになった。



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