朝起きたときの口の中はトイレより汚いというのは本当なのか!?

妻は綺麗好きな性格ということもありますが、「朝起きたときの口の中はトイレより汚い。だから朝はキスしないでまず歯磨きして。」とよく言っていました。

これまでボクはご飯を食べた後に歯磨きをするという習慣はありましたが、ご飯を食べる前に歯を磨くという習慣がなかったのです。妻の実家へ遊びに行ったりした際にも家族が朝起きたら歯磨きをしている光景を何回か見ました。

そこで実際のところ歯磨きはいつするのがベストなのだろうかと疑問に思って調べてみました。

目次

口臭と歯磨き

皆さんもよくメディアで「スマホはトイレより汚い」という話も聞いたことがあると思います。

文献や研究の報告書などは、細菌の種類や数で結果が出ており素人が見てもいまいちピンときません。

口臭や歯磨きについて書かれている本がありましたので参考にしてまとめました、

日本人の歯周病人口は8割

一般的に歯磨きは食後すぐにするのが良いという印象があります。
これは、我々が親や先生からよく「歯磨きしないと虫歯になるよ。」と言われて育ってきた影響が大きいのです。

この言葉が広まった背景は、食後3分以内に3分間、1日3回磨こう」という333運動が、約65年前から日本で推奨されてきました。

しかし、この運動によって歯磨きの回数は増えましたが病気も増えているというのです。
生活スタイルや食事、飲み物も時代とともに変わっているので、一概に歯磨きの回数と歯の病気に直接的な関係があるとは言えませんが、改善していないのも事実です。

現在でも明確な答えは出ておりませんが、最近では歯磨きの回数や時間よりも虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)をどれだけ取り除けるかという質のほうが大切だと言われています。

口臭の種類

口臭は主に生理的口臭と病的口臭の2種類に分けられます。

生理的口臭は、誰にでもあるものです。

一般的・・・加齢や起床時、空腹時、緊張や疲労時などによるもの。
ホルモン変調・・・妊娠、月経、思春期、更年期などによるもの。
その他・・・嗜好品、飲食物、薬物によるもの。

一方、病的口臭は治療すべきと言われています。
歯科口腔領域や耳鼻咽喉領域、全身疾患などによる口臭です。

唾液の力ってすごい

唾液には5つの作用があると言われています。

  • 洗浄・・・1日ペットボトル1本分1.5リットル程度も分泌されていて、口の中を常に洗い流しています。
  • 殺菌・・・唾液の成分が細菌を破壊して微生物が増えないように保っています。
  • コーティング・・・歯や粘膜を守り病的なプラーク形成を防いでいます。
  • ph調整・・・酸性を中和して中性にすることで虫歯を防止しています。
  • 再石灰化・・・エナメル質を溶けて脱灰が進行すると虫歯になるので、それを修復します。

重要なのは、唾液力を高めることで口臭予防になります。

唾液が少なくなってしまいがちな要因として挙げられる、咀嚼回数が少ない、精神的肉体的なストレス、水分摂取不足、加齢、薬の副作用などには注意が必要です。

結局、歯磨きはいつするのが良いのか?

最後にインプットした知識や情報を整理して歯磨きは結局いつするのが良いのかを考えてみましょう。

  • 歯磨きをし過ぎるのも良くない。
  • 唾液が少なくなると良くない。
  • 病的口臭はすぐに治療しよう。
  • ストレスや水分摂取不足に注意しよう。

口の中の細菌が最も増える時間帯は唾液が減少する睡眠中なので、歯磨きは、起床時と就寝前の2回するのが良いということです。

”娘にも美意識は備え付けるようにちゃんと教育します。”

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