「2021年世界幸福度ランキング」でみる日本人の幸福度が低い理由は?

日本って平和だなと最近よく思います。

でも世界でみると国民の幸福度は低いんですよね。

貧富の差はこれからどんどん広がってくるのは間違いないでしょうし、娘の幸福度を上げることがボクの人生の目的になっています。

目次

2021年世界幸福度ランキングの結果

世界幸福度ランキングとは、毎年3月20日の国際幸福デーに、国連の「持続可能開発ソリューションネットワーク」が発表しています。
2012年から毎年行われていて、世界156カ国の調査を統計したレポートです。

世界幸福度ランキングのトップ10

最新2021年に発表されたランキングのトップ10は以下の通りです。

1位:フィンランド
2位:デンマーク
3位:スイス
4位:アイスランド
5位:オランダ
6位:ノルウェー
7位:スウェーデン
8位:ルクセンブルク
9位:ニュージーランド
10位:オーストリア

世界幸福度ランキングの日本の順位は?

一方、日本の順位は…56位です。

世界150カ国以上の国から取っている調査のうち、50位以内にも入っていません。

日本は世界の中でもトップクラスに入る経済大国ですが、幸福度は他の主要国に比べてそこまで高くありません。

なぜでしょうか?

日本人の幸福度が低い理由とは?

まず幸福度を図る指標をみてみます。

  • 一人当たり国内総生産(GDP)
  • 社会保障制度などの社会的支援
  • 健康寿命
  • 人生の自由度
  • 他者への寛容さ
  • 国への信頼度

日本の評価が特に低い項目としては、「人生の自由度」と「他者への寛容さ」の2つです。

自分で人生を選択する社会ではない

「人生の自由度」とは、”人生において自分で自由に選択が出来ると感じるか?”という満足度で評価されています。

日本のランキングは、64位です。
日本人はあまり選択できる自由さを感じていないようですね。

日本人は他の人がやっていると安心出来るという心理がありますよね。
他の人と違うことをしていたら、悪い印象や不信感を与えるという社会性があるのではないでしょうか。

これは、義務教育や現在のバブル世代もしくはそれより年配の教育方針に問題があるのだと思っています。
つまり政治です。選挙やら国家政策も自分に関係ないからと思っている日本人は多いですもん。

他人よりも自分(ギバーよりテイカ−)

「他者への寛容さ」は、過去1か月の間に慈善団体に寄付したか?という質問の平均値と一人当たりのGDPを比較して算出されます。

日本のランキングは92位です。
日本の文化として寄付などチャリティーという活動があまり普及していないこともありますよね。

ただ、ふるさと納税の寄付はだいぶ普及してきたのに、慈善団体への寄付は普及していないんですよ。
ふるさと納税は、自分が支払うべき税金を好きな自治体に寄付するというものなので、慈善団体への寄付とは少し違います。

この自治体を応援したい!という人よりも、自分が支払う税金を抑えるために、還元率が高いものに寄付している人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

つまり自分のことが優先なのです。これについては、個人的にも理解出来ます。

他人を助けたりする前に、自分のことで精一杯だし。
まずは自分が満足しないと、他人のことに目を向けられないよ。

ただそれっていつになったらそうなるの?とも思います。
だから思うのです。ベーシックインカムが最強だと。

幸福度とは?

ハーバード大学が「人の幸福度」について75年もの長い年月をかけて研究したところ、人の幸福度に最も影響を与えるのは「温かな人間関係である」と結論を出しています。

幸福度とは「豊かな人間関係」に比例する

ハーバード大学の研究

「人間関係」についてよく本でも紹介されているアドラーも言ってました。

全ての悩みは「人間関係の問題」である

アドラー心理学より

日本人の人間関係は他の国と比べてどうでしょうか?

まず、義務教育から思うことは、先輩後輩の上下関係は厳しいですよね。
今は昔ほどではなくなってきているような気がします。
ただ体育会系で名門校の部活なんかは、まだまだがっつり風習が残っているのではないでしょうか。

いじめ問題にも言えます。
いじめが学生の不登校や自殺にもつながってよく問題になっていますよね。
これも人間関係の問題とつながってきます。

ビジネスでいうと…
外資系の会社は「能力」を重要視して採用しているようにみえますが、日系企業は、「人間性」を重要視して採用しがちです。

日本のサラリーマンが、仕事帰りに飲みに行って上司や同僚の愚痴をよくするとか聞きますよね。
人間関係があまり良くないのでしょうか。

また、社交辞令という言葉があるように表面的な付き合いが多いような気がします。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがあるように、少し他人と距離を取ったり、本心は隠して少し回りくどく説明するというようなこともあります。

僕は、半年間だけ中国で生活したことがあるだけなので、正直なところ海外の事情はよく分かっていません。
しかし、外国人の友人とコミュニケーションを取ったり遊んだりすることは過去にもたくさんありました。
個人個人の性格や言葉の問題もありますが、外国人とのコミュニケーションの方が直接的ではあると思います。
よけいな心遣いとか考えない分、楽なんですよね。

世界で本当に幸福度の高い国はどこなのか?

今回は国連が実施している世界幸福度ランキングのレポートを参考にしました。

世界の幸福度を図る調査やレポートは他にもいくつかあるので、今度また調べてみたいと思います。

  • カナダの調査会社レジェ・マーケティング社による「世界幸福度調査」
  • アメリカのギャラップ・インターナショナル社とWIN社が共同で実施している「幸福度調査」

ちなみに、一昔前にブータン王国の国王が来日した時に話題になったブータン王国という国があります。

「世界で一番幸福度が高い国」というキャッチコピーですが、国民総幸福量(GNH)という指標で統計を取っているのですが、この指標を使用している国はブータン王国のみなのであまり参考になりません。

”海外移住を考えてどこの国が良いのかなって調べるのも楽しい。”

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