自分がどれくらい税金を支払っているのか知っていますか?
毎月、給与明細から自動で引かれているので、
そのままスルーしてしまう方も多いのではないでしょうか?
主な税金として、所得税と住民税についてまとめてみました。
税金の計算方法
所得税の計算方法
所得税の計算方法はややこしいですが、覚えてしまえば簡単です。
①給与所得金額 = 年収ー給与所得控除(別表A)
②所得控除額 = 社会保険料-基礎控除38万円ー各種控除
③課税所得額 = ①給与所得金額ー②所得控除額
④所得税 = ③課税所得額×税率5%~45%-控除額(別表B)
住民税の計算方法
所得控除が38万円にたいして、住民税の控除は33万円です。
①給与所得金額 = 年収ー給与所得控除(別表A)
②所得控除額 = 社会保険料-基礎控除33万円ー各種控除
③課税所得額 = ①給与所得金額ー②所得控除額
④市区町村民税 = ③課税所得額×6%+均等割
⑤都道府県民税 = ③課税所得額×4%+均等割
⑥住民税 = ④市区町村民税+⑤都道府県民税-調整控除額
均等割やら調整控除額は少しややこしいので、
目安として、課税所得額の10%+2,500円とします。
別表A
別表B
計算方法は分かったけど、計算するのが面倒くさい。
という方向けに年収300万円~1,000万円までの所得税をまとめました。
単身者の税金
単身者の所得税
税率だけ見ると、700万円も1,000万円も20%で変わりません。
単身者の住民税
あくまでも、目安として参考にしてみてください。
続いて、ボク自身の該当する税金をみていきます。
シングルファザー(父子家庭)の税金
父子家庭には、単身者との違いとして
条件を満たすと「寡夫控除」という制度が利用できます。
寡夫控除の条件
①合計所得金額が500万円以下であること。
②妻と死別、離婚した後婚姻をしていないこと
又は妻の生死が明らかでない一定の人であること。
③生計を一にする子がいること。
(総所得金額等が38万円以下で、他の人の控除対象配偶者や扶養親族になっていない人)
全ての条件を満たしている場合は、寡婦控除(寡夫控除)の対象で
控除額が増えます。
- 所得税控除額 27万円
- 住民税控除額 26万円
控除額が増えるので節税になるということです。
父子家庭/子供1名(16歳未満)の所得税
年収700万円以上は、所得が510万円の為、
寡夫控除の対象条件500万を超えてしまいます。
寡夫控除の対象外となるため単身者と変わらない・・・
父子家庭/子供1名(16歳未満)の住民税
年収680万円までは、年間26,000円下がります。
年収690万円は、給与所得控除後、501万円となるので
寡夫控除の対象外になってしまいます。
まとめ
年収別にシングルファザー(父子家庭)の場合、いくら税金が安くなるかというと・・・
年収300万円 : 所得税13,500円+住民税26,000円=合計39,500円
年収400万円 : 所得税13,500円+住民税26,000円=合計39,500円
年収500万円 : 所得税27,000円+住民税26,000円=合計53,000円
年収600万円 : 所得税27,000円+住民税26,000円=合計53,000円
年収700万円を超える場合は、シングルファザー(父子家庭)でも
寡夫控除が利用できないため、単身者と変わりません。
シングルファザーの利用できる寡夫控除は、
シングルマザーの寡婦控除と比べて条件が厳しいです。
男女平等であれば、一緒にして欲しい。
所得税は、累進課税で収入が多ければ多いほど高くなる仕組みです。
最近話題のZOZOTOWNの前澤社長なんかは、
所得税と住民税で70億円納める見込みと発表していますが、
逆算して計算すると、年収はなんと・・・
120億円!
月収10億円です。
サラリーマンの生涯年収は、2億円~3億円と言われていますが、
日数にすると、40年×365日=14,600日間です。
前澤社長は、たった7日間でこの金額をもらっていることになりますね。
もはや違いすぎて、感覚が全く分かりません。
恐るべし・・・
そりゃ月旅行にも行けちゃいますね。
そんなに稼いでどうするのか。
話が少しそれてしまいましたが、
手取りを増やすための基本3原則です。
①収入を増やす。
②支出を減らす。
③節税する。
③の節税は、制度を知っているか知らないかの
知識だけで変わってくることがあります。
まずは、自分の現状を確認することから始めましょう。
“節税対策の勉強は役にたっていると思います。“