シングルファザーになると必ず抱える悩みのひとつは「仕事と家庭のバランス」です。
ボク自身もシングルファザーになったばかりのときに、この悩みについて考えることが度々ありました。
人によっては実家など家族がサポートしてくれる場合もありますが、あまり頼りすぎるのも良くないですし、いつまでも続くわけではありません。
家庭の環境によっては仕事を変えなければいけない状況も出てきてしまいます。
そこで、シングルファザーはどのようにして転職を進めれば良いのか具体的な方法をまとめました。
シングルファザーにこれからなりそうな人、いま現在悩んでいる人はぜひ参考にしてみて下さい。
シングルファザーの転職活動の進め方
シングルファザー向けに、簡単的な転職診断チャートを作ってみました。
転職活動を進めるにあたって、ご自身の家庭環境や希望に合わせて、どういった方法を取れば良いのか参考にしてみて下さい。
シングルファザーの転職事情
厚生労働省が公表している「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、シングルファザーになったことを契機に転職をした人の割合は 18.3 %です。
約5人に1人はシングルファザーになったことをきっかけに転職をしています。
仕事を変えた理由としては、「労働時間があわない」が 25.9 %で最も多いです。
続いて、収入がよくない・休みが少ない・勤め先が自宅から遠い・健康状態が良くないなどが挙げられています。
シングルファザーが転職をする理由
まず始めに転職をする理由と問題点を明確にする必要があります。
シングルファザーの転職理由として考えられる問題点を挙げてみます。
家事や育児をする時間が足りない
通勤時間が長い、残業が多い会社に勤めていると、家事をする時間が少なくなってしまいます。
家事に追われて、子供と遊ぶ時間も少なくなると辛いですよね。
もっと自分の生活にあった仕事や会社に転職した方が良さそうです。
子供と休みが合わない
子供の学校はカレンダーの暦通り「土日祝日」がお休みです。
ひとり親の場合は子供と休みは出来る限り合わせたいですよね。
夏休み、春休み、冬休みなど長期休暇のときは、さらに悩んでしまいます。
給料が低い
子供の年齢が上がっていくに連れて、習い事などの教育費や娯楽費の負担も大きくなっていきます。
毎月赤字の家計では困ってしまいます。
日本の給料も上がっていないので、将来の資金作りにも悩んでしまいます。
会社が嫌い
社内の人間関係や業務内容に日々ストレスを感じていると、意識せずとも子供にも悪影響を与えてしまいます。
子供からみても、嫌々仕事をしている親をみて育つよりも、仕事って楽しいという姿を感じれる親のほうが良いですよね。
他の仕事がしたい
昔から気になっている仕事をいつかしたい。
ゆくゆくは独立して起業をしたい。フリーランスとして働きたい。
と考えている人もいるかと思います。
シングルファザーが転職する理由は、主に3つに分けられるます。
- 時間が足りない
- 収入が足りない
- 精神的な問題
他にもあると思いますが、なぜ転職する必要があるのか理由をはっきりさせましょう。
シングルファザーが転職する必要性
転職をする理由がはっきり分かったところで、次に考えることは「今の会社・仕事に満足しているかどうか」です。
今の会社・仕事に満足している場合は、まず会社へ相談
今の会社で満足しているシングルファザーは、そのまま働き続けることが理想です。
まずは会社へ相談してみましょう。
- 時短勤務ができるのか
- 週の何日かはテレワークができないか
- 残業を減らせないか
- 仕事の担当を変えてもらえないか
会社にはちょっと相談しづらい…という人は自分で解決できる問題もあります。
時間が足りない問題は家事代行サービスでも解決できる
例えば、時間が足りないという問題は家事代行サービスで解決することもできます。
掃除や洗濯、料理などの日常的な家事を代行してくれるので、自分は仕事や育児に時間を使うことができます。
料金は、1時間あたり2,000円から3,000円が相場なので、どのくらい依頼するかにもよって変わってきます。
収入の問題は家計の見直しと副業を考える
また、収入が足りない問題は、家計を見直して支出を抑えたり、副業をすることで解決できる場合もあります。
家計の見直しには、まず自分の支出を把握することから始めましょう。
もしどうやって支出を削ったら良いのかは、自分で調べるかもしくは周りの人に聞けばいくらでも案は出てきます。
ココナラなどで探してみるのも良いかもしれません。
副業もネットがあれば、クラウドソーシングサイトでいくらでも仕事は見つけられます。
在宅で出来る仕事を見つけて、副業で収入を得ることも難しくない時代です。
転職を考えるのは、それでも解決できなかった後で良いのです。
今の会社・仕事に満足していない場合は、問題を明確に
もし今の会社に満足していない場合は、なぜ満足していないのか問題を明確にしましょう。
人間関係、業務内容、将来性、給料、プレッシャーなど問題の内容は人によって様々あります。
例えば、残業が多いことだけが問題で他に問題がないのであれば、転職活動を始める前に会社へ相談することで解決できる可能性もあります。
問題を明確にすることで、この後の転職活動もスムーズに進めていくことができます。
仕事探しは退職してからやるべき?
シングルファザーの場合、できればギリギリまで今の会社で仕事をしながら転職活動を進めたいところです。
子供や家庭の状況にもよりますが、急に仕事がなくなると不安やストレスも抱えてしまいます。
ただし、すぐに辞めたほうが良いケースもあります。
- 残業が多すぎる
- 休日に休めない
- 強いストレスを感じる
シングルファザーは、子供のことを最優先にしたいと考える人も多いでしょう。
こういったストレスや時間、休みなどは子供に直接影響してくるので、すぐに辞めることをおすすめします。
もし退職して収入に困った場合は、すぐに受けられる補助金制度もあります。
また、退職の意向を会社へ伝えたのに辞められない人、言いづらい人は退職代行サービスを利用するのも良いでしょう。
シングルファザーの転職活動方法
まず転職活動にはどのような方法があるのかをご紹介します。
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 企業へ直接応募
- リファラル採用(紹介など)
- ヘッドハンティング
- ダイレクトリクルーティング
時間に余裕のないシングルファザーは、自分の条件に合った仕事や転職先を探してくれる「転職エージェント」を利用するのが一番効率が良いと言えます。
転職エージェントは、転職先の企業との仲介役として、書類選考や面接の日程調整、年収交渉など代わりに手続きをしてくれるます。
しかも無料で利用できるので、時間も効率よく使えます。
シングルファザーの転職先の選び方
ではシングルファザーが転職することを決意してから、具体的にどのように仕事探しを進めて行けば良いのでしょうか?
まずは「転職する業種」によって活動内容が変わってきます。
転職する業種が未定の人
まだどんな業種に転職するか決まっていないシングルファザーは、どんな仕事がしたいのか考えてみましょう。
なかなか自分では決められない人は、「転職エージェント」を利用することをオススメします。
希望の条件や働き方、企業の特色など無料でカウンセリングを受けながら、アドバイスがもらます。
転職のプロからアドバイスをもらえるので、自分のスキルや経験に合った仕事を見つけやすいのです。
転職する業種が決まってる人
ある程度、希望の業種が決まっているシングルファザーは、転職先の仕事が全く新しいことなのかどうかを考えてみてください。
・現在と同じ業界かどうか。
・転職する業界経験の有無。
転職する業種が決まっている場合は、それぞれの業種に強い専門の転職エージェントを利用することをオススメします。
また、年収600万円以上の人は「ハイクラス転職」がオススメです。
できれば収入も維持しながら自分に合った仕事を見つけたいですよね。
同じ業種の転職活動は、一番スムーズに進めることが出来ます。
あとは自分の条件に合う会社が見つかるかどうかだけです。
もし未経験の業種へ転職を希望する場合は、教育給付金を利用してまずスキルを身につけることもできます。
最近ではITやプログラミング業界に行く人も多いですね。
こうした補助金を利用して新しい業種にチャレンジすることも可能ですし、フリーランスの道もあります。
シングルファザーの転職活動の進め方まとめ
共働き家庭も増えてきており、働き方改革などの施策も多少は効果が出ているようです。
シングルファザーをはじめ、ひとり親に対しての支援制度も増えてきています。
今後は、IT化が進むにつれて子供と過ごす時間を確保するために仕事を変えるのは増えていくはずです。
でもどうせなら好きなことや興味のある仕事がしたいですよね。
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