火災保険は、火事があった時だけではなく普段の生活の中でも使える補償があります。
特に子供がいる家庭では、子供が家具や家電を壊してしまったりすることもあると思います。
子育て家庭が加入しておくべき火災保険はこんな時にも使える
例えば、20万円のノートパソコンを買ったけど子供が落として壊れてしまった…
そんな時に使えるのが火災保険の特約です。
- 「不測かつ突発的な事故」
- 「携⾏品損害特約」
- 「個⼈賠償責任特約」
それぞれ具体的な内容について説明していきます。
不測かつ突発的な事故
建物や家財を壊してしまったり汚してしまった時に使えます。
具体的にどのような時に使えるのかいくつか例を挙げて紹介します。
建物の損害
壁に家具をぶつけて穴をあけてしまった。
ガラスを割ってしまった。
家財の損害
デジカメを落として壊してしまった。
食器を落として割ってしまった。
テレビの液晶が割れてしまった。
こんな場合は補償対象外
- 経年劣化による損傷。
- 故意に破損・汚損させた。
- すり傷などの外観だけの損傷。
- スマホやメガネが壊れた。
- 自宅外で壊した。
補償対象外の対象物や内容は、契約する保険によって違うので詳しくは保険会社へ相談するのが一番です。
携⾏品損害特約
家の外での損害も補償してくれるのが、携行品損害特約です。
具体例をいくつか挙げてみると、
- 駅の壁にバッグをぶつけて破損してしまった。
- 自転車で転んでデジカメが壊れてしまった。
- 雪道でころんでスマホの画面が割れてしまった。
こちらも同じく、保険会社によって対象外になる製品が変わってきます。
携行品とは
携行品とは、被保険者が所有し、かつ被保険者が居住する住宅外において、被保険者が携行し日常的に使用する個人用の生活動産(カメラ、ゴルフクラブ等)のことをいいます。
携行品保険の選び方
保険会社によって携行品保険の条件は変わってきます。
選び方としては、このような項目を比較するのがおすすめです。
- 自己負担額
- 補償額
- 対象となる補償品
- 特約オプションをつける料金
自己負担額
免責金額とも言われます。
保険会社が保険金を支払う時に、損害額のうち自己負担する金額です。
少なければ少ないほど良いですが、その分保険料も高くなる場合があります。
例えば、自己負担額が1万円の契約だった場合、スマホの修理費用に5万円かかったとします。
補償される金額は、4万円(修理費5万円ー自己負担額1万円)になります。
補償額
実際に修理費用や壊れて買い替える時にかかった費用などがいくらまで補償されるかという金額です。
修理費用に8万円かかって、補償額が1万円ではあまりメリットを感じません。
また、年間でいくらまで補償しますといった上限を設けている場合があるので注意が必要です。
対象となる補償品
保険会社の条件も毎年のように見直しされているので、確認が必要です。
スマホ以外にも利用できるので、自分が持っているものが対象となるのかをチェックしましょう。
特約オプションをつける料金
メインの保険に追加オプションでつけるので、そこまで高額になりません。
むしろ安いと言えます。
保険会社や保険の種類によっても違いますが、年間で数千円もかからないという感覚です。
携行品保険特約のよくある質問例
参考に、共栄火災の提供している保険の場合、このような内容になっています。
- 友人から借りたカメラを落として壊してしまった場合、携行品損害の補償の対象となりますか?
-
補償の対象となります。
旅行行程開始前に被保険者がその旅行のために他人から無償で借りた物が補償の対象となります。 - 夕食をとったレストランにカバンを置き忘れてしまった場合、携行品損害保険金は支払われますか?
-
支払われません。盗難・破損・火災などの偶然な事故にあって損害を受けた場合は補償の対象となりますが、「置き忘れまたは紛失」によって生じた損害は補償の対象外です。
他人に怪我させた・物を壊した時に使える「個⼈賠償責任特約」
個人賠償責任保険とは、他人にケガをさせたり、他人のモノに損害を与えたりした場合に補償してくれるものです。
具体的な例で説明すると、
- 子供が自転車で人にぶつかって怪我をさせてしまった。
- キャッチボールをして他人の家の窓ガラスを割ってしまった。
- お店で商品を落として壊してしまった。
クレジットカードや自動車保険でも加入している人もいるかもしれません。
まだ加入していない人は、火災保険の特約としてオプションで付けたほうが個別で契約するよりも安く済みます。
おすすめの火災保険は自己負担額が少ないもの
自己負担額(免責金額)で選ぶ
ここで保険を選ぶのにあたって、どのように選べば良いのか分からない人も多いと思います。
一番注目してもらいたいのが、補償を受けるときの「自己負担額」です。
免責金額とも言われます。
例えば、ノートパソコンが壊れて補償金額が10万円だとします。
自己負担額(免責金額)が1万円という保険に加入している場合は、9万円がもらえます。
つまり、自己負担額(免責金額)が低ければ低いほどお得です。
中には無料という保険もありますが、保険料と比較して自分が使いそうなものを選ぶのが良いでしょう。
保険を選ぶのにあたっては、保険会社の担当に相談する必要があります。
無料で診断・相談が出来るので、ぜひこの機会に使える特約がある保険への見直しも含めて検討してみて下さい。
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