今注目の教育モデル イエナプラン教育とは?

イエナプラン教育とは?

wikipediaで調べると・・・

ドイツのイエナ大学の教育学教授だったペーター・ペーターゼン(Peter Petersen, 1884 – 1952年)が 1924年に同大学の実験校で創始した学校教育。 子どもたちを『根幹グループ(英語ではファミリー・グループを訳されることが多い)』と呼ばれる異年齢のグループにしてクラスを編制したことに大きな特徴がある。

発祥国のドイツよりも、オランダのオルナタティブ教育(代替教育)の一環として普及しているようです。

イエナプラン教育の特徴

イエナプランには、20の原則という思想があるので簡潔にまとめてみます。

①年齢別に分けない

学級は異年齢の子どもたちによって構成される。通常、3学年にわたる子どもたち、例外的に2学年にわたる子どもたちの場合もある。学級は『根幹グループ(ファミリー・グループ)』と呼ばれ、学級担任の教員は「グループ・リーダー」と呼ばれる。毎年新学年になるごとに、年長の子どもたちが次のグループに進学し、新しく年少の子どもたちがグループに参加する。原則として、グループ・リーダーは交替しない。

②基本活動は、会話・遊び・仕事・催し

学校での活動は、会話・遊び・仕事(学習)・催しという4つの基本活動を循環的に行う。会話はサークルを作ってグループリーダーも生徒と共に参加して行われる。遊びは企画されたもの、自由遊びなど様々な形態が用いられる。仕事(学習)は、自立学習と共同学習の2種類がある。催しは、週のはじめの会、週の終りの会、特別の年中行事、教員や生徒の誕生日などで、喜怒哀楽の感情を共有して学校における共同体意識を育てることに目的が置かれている。また、この4つの活動を循環的に行うために、時間割は教科別で作られず、4つの活動のリズミックな交替をもとにして作られる。

③教室はリビングルーム

生と仕事の場としての学校。学校は、子どもと教員と保護者とからなる共同体とみなし、子どもが大半の時間を過ごす場として、リビングルームとしての環境づくりを強調する。

④総合学習のワールドオリエンテーション

学校教育の中核としてのワールドオリエンテーション。教科別の学習をつなぎ、それに基づいて『学ぶことを学ぶ』ために設けられた総合的な学習の時間が尊重される。

⑤障害児も一緒に学ぶ

インクルーシブな教育を目指し、生徒集団を、可能な限り生の社会の反映としてとらえ構成しようとする。そのために、早い時期から、特別のニーズを持つ障害児らの入学を積極的に認めてきた。

日本のイエナプラン教育は?

日本でもイエナプラン教育を導入した学校は、2019年4月現在では1校のみで大日向小学校(長野県佐久穂町)です。

2019年4月に開校したばかりなので、評判等はまだこれからでしょうか・・・

東京などの都心部でも今後イエナプラン教育を導入した学校がオープンしていくのでしょうけど、地方にこういった学校が出来ることによって、移住者を受け入れていって地方の活性化につながるという流れも良いと思います。

“教育モデルもたくさんあってごちゃごちゃになるね。”

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